こんにちは。Osabe夫婦、妻のあいです。
皆さんは、お墓について家族と話したことはありますか?
なんとなく遠慮して持ち出せない話題のような気もしますが。
先月、母から兄弟に召集がかかり、真面目にお墓の話をされました。
遠くない将来必ず訪れる母の死後のこと、本人の希望も含めて母を想い残される私たちはどうするのか。
改めて家族で共有しておくことは大切だなと思いました。
その話を夫ちょーさんに話すと「うちの両親にもちゃんと確認しておこう」と、次の週に実家に帰りお墓の話を持ち出してみました。
すると義母はその辺準備万端!
驚き感心しましたが、それを子供達がちゃんと共有していないと意味ないねということになり近々義両親と納骨堂の見学に行くことにしました。
両家ともあまりにあっけらかんと話してくれるので子供としては助かるなぁ。
よかったよかった・・・
で、私たち夫婦はどうする??
どっちかがポクッと逝ってしまったら??
マンダラエンディングノートワークショップに参加しました
知人が月一回開催しているこのワークショップ。
以前から気になっていたのです。
一つ一つのテーマに沿って質問に答えながら自分のエンディングノートを作っていくのですが、今回のテーマは”お墓”
これはちょうどいいテーマ!!ということで参加を決めました。
夫婦で参加できて、すっっっっっっごくよかったですよ〜〜〜〜!
ちゃんと自分たちのお墓のことを考えてみよう
お墓に関する8つの質問に順番に答えて、その答えを参加者の方々とシェアします。
「お墓は欲しいですか?」
最初の質問からこれです。
直球!笑
「いらない」と即答した私。
私はなんでお墓がいらないと思ったか?
理由は、墓石、墓地、管理など今までのお墓に対するイメージがどうにも悪いからです。
そんな面倒なもの、私たちはわざわざ持たなくていい。
跡継ぎだっていないんだから。
お墓ってなんだろう
それが質問を進めていくうちに、他の方の様々な答えを聞くうちに「そもそもお墓ってなんなんだろう」と思い始めました。
私はご先祖様のお墓参りに行く習慣が全くありませんでした。
ちょーさんと付き合ってからは、毎年春になるとアパートの大家さんのお墓参りに同伴するようになりました。
そこで彼は毎回隅々まで綺麗に磨き、大家さんが好きだったカラフルな花をお供えし、お線香を上げ、手を合わせます。
そして、墓前で大家さんが好きだった曲を流しながら大家さん好物のサッポロ黒ラベルを飲み、思いを馳せながら静かに泣いています。
その様子をそばで見ていると自然と私も涙が出ます。
会ったこともない人だけど、ちょーさんにとってどれだけ大切な人かを知っているから。
最近はそれだけでなく、虫も鳥も吹く風すらも大家さんからのメッセージなんじゃないかと感じる。
骨が埋まっている場所。
以前はお墓をそれくらいにしか思っていなかった。(なんと失礼な)
死んだら埋められる場所。
死者のための場所。
でも今は、残された者のための場所なのかなと思うのです。
私が欲しいお墓ってどんなだろう
ちょーさんより先に死ぬ予定なので(笑)
まずは、ちょーさんはお墓参りに来てくるんでしょうね。
あとは友人たちが来てくれるかな?
その時にそろそろお墓参りに行かなきゃ、と言うよりはあの場所に行きたいと思ってくれたら嬉しいな。
なんとなく、お墓には自分がいる気がしないので死んだ私の居心地よりも来てくれる人にとって癒しの場であると良いなと思うのです。
疲れたら温泉に行きたくなったり、海に行きたくなったり、海外に行きたくなるような感覚で。
だから私のお墓が云々ではなくその場所に身を置きたくなるような場所。
来た人は、散歩したりぼーっと過ごして「ここは気持ちいいね〜。来てよかった!最高だね」って言って帰る。
ついでにちょこっと私のことを想ってくれたら嬉しい。
アクセスなんて悪くてもいい。
むしろ頻繁に来れなくてもいい。
そんなとにかく気持ちの良い場所に墓石の代わりに植樹してくれたら一番良いな。
実がなる木を。
その木は管理もしなくていいし守らなくてよくて、後々誰かが食べれるような実をつけれたらいい。
「今年はこの木は実りがいいね」「今年はダメだな」なんて全然知らない人に食されるのもまた楽しい。
そして、そのまま大きくなったり朽ちたりして自然の循環の中に紛れられたら最高。
こういうのって法律的になんやかんやあるみたいだけどね、そう思う。
思うだけは勝手なので空想しておきます。
やっぱりお墓は欲しいかも。
霊園に墓石に、、、そう考えると「うわ〜いらない〜〜」と思っていたけれど、もし違う形での「お墓」が持てるとしたら?
やっぱり欲しいかも。
こんなこと考えたこともなかったけど、リアルに想像するとお墓を考える視点が少し変わります。
どんな風に死んでいくのか、死後私を知る人はどんな風に過ごすのかに思いをはせると、死んでしまったらそのあとはどうでもいいと思っていた考えが変わりました。
もしちょーさんより先に死んだら「ここにくれば私がいる」という泣ける場所を作ってあげたいし、
万が一私を残して彼が死んでしまったら「ここに行けばちょーさんに会える」という場所がほしいな。
それは母も兄たちもそう。
リアルに想像してみたら、やっぱりそういう場所は欲しいかも。
お墓って既存の形式だと面倒なことばかりが目に付いたけれど、それぞれの大切な人に会える大切な場所なんですよね。きっと。
地域によって埋葬方法が違ったり、散骨がメジャーになっていたり、既存のお墓の形はどんどん変わってきているようです。
独身世帯が増えたら、シェアハウスが増えたようにシェアお墓なんて形も便利ですしね。
どんな形でも「お墓」になると思ったら妄想が止まりません。笑
むしろ楽しい。
数十年後には今とは全く違うお墓の形態が増えていくでしょう。
でも、時代は変われど形は違えど人を思う気持ちだけはきっと変わらないと思うんですよね。
ということで、自分たちにフィットする形の「お墓」を調べてみることにしました。
引っ越し先を決めるようにお墓話に花が咲くOsabe夫婦なのでした。
皆様もぜひ、お墓について考えてみると面白いかもしれませんよ〜〜〜
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