長部夫婦は丘の上にある大樹のような存在
ときには一緒にあそび
ときには話を聴いてくれる
ときには雨から守ってくれる
ときには寄り添ってくれる
いつもただそこにいてくれる
メンバーのみんなが
個々の暮らしを楽しみながら過ごしときどきその楽しみを持ち寄り
共により楽しむ
メンバーそれぞれの才能をシェアして
さらに暮らしが豊かになるおさらぼ(おさべ夫婦ラボ)は
「HOME」のような場所今日もあの丘で心地よく
揺れている大きな樹
会いたくなったら会いに行ける
そこにいてくれる安心感
そんな暮らしの中のよりどころ
2020年3月に発足した『おさべ夫婦ラボ(略して”おさラボ”)』
3月で丸3年になります。
このすてきな言葉を紡ぎ出してくれたのはラボメンバーのなっちゃん(古川夏実ちゃん)です。
なっちゃんがおさラボを「HOME」と言ってくれてすごく嬉しかった。
だってわたしたち夫婦にとってこそ「HOME」だから。
2020年の1年目、勢いで始めたはいいけれど手探り状態。
ひとづきごとに卒業していくメンバーが続き、わたしはそのことが「せっかく入ってくれたのに期待に添えてないからだ」と思い徐々に苦しくなっていました。
そんな状態でも何ヶ月も居続けてくれているメンバーには、なにができているのか?
わたしたちは満足させられているのか?
満足させるってどんなことをすればいいんだろう?
このメンバーもいつかいなくなってしまうんじゃないか。
こわい、、寂しい、、、
どうしよう、、、
ひとりで悶々と悩み続けたある日、夫ちょーさんに告げました。
「もう苦しい。おさらぼをやめたい。これからもどんどんメンバーが抜けていくなら、寂しくてやっていられない。だれもいなくなる前にやめたい」と。
するとちょーさんはサラっとこう言ったんです。
「え?愛ちゃん、そんなことを考えてたの?なんで辞める必要があるの?何人卒業していったって、お一人でもいてくれるなら続ければいいじゃない!?だれにも必要とされなくなったらその時はその時でしょ」
へ????
ちょーさんはそんな風に思ってたんだ・・・・
ちょーさんの一言で気づきました。
居なくなっていく人にばかり気をとられて、居てくれてるメンバーをわたしはまったく見ていなかった。
だれもいなくなったときの惨めな自分になるくらいならその前にやめてしまいたいって、自分のことしか考えてなかった。
でもでもでも、
お金をいただいてる以上わたしたちがみんなに価値を与えなければ!!!
みんなが喜ぶことってなんなんだろう?と考えてもわからなくて・・・
いっそのこと、メンバーに相談してみようよとちょーさんが言い出し、合宿を企画しました。
「あのね、おさラボのみんなに何をしてあげればいいのかわからなくて。どんな価値を提供すればいいのかわからなくて。メンバーが減っていくのがつらくて苦しくてやめたくなっちゃったんだ・・・」
集まったメンバーを前にわたしはそう言いながら泣いてしまいました。
そしたらメンバーからこんな言葉が返ってきたんです。
「え?おさラボをやめようと思ったことなんて無いし、これからもやめるつもりなんてないですよ」
「え?ちょーさんと愛ちゃんに特別なにかしてもらいたいなんて思ってないけど?」
「え?もう十分受け取ってますけど?二人がいてくれるだけでいいでしょ」
・・・・
しかもみんなポカーンとした顔してた。
いまさら何言ってんの?なんで泣いてるの?みたいな顔。笑
いやいやいや、わたしの方こそ「え???」ですよ。
何もできてないと思ってたのに「もう十分もらってますよ」ですと?!
何かしなきゃ!と思ってたのに「何も求めてないよ」ですと?!
そして上記のなっちゃんには「愛さん、悩んでるならもっと早く言ってください!!!!」とちょっと叱られました^^;
ずっと緊張していた糸が緩んで、わたしは号泣。
なにもしなくていい
そのままでいい
そのままでいてくれたらいい
その慣れないフレーズにしばらく放心状態でした。
なにかやるならメリットを感じてもらわないと。
お金以上の何かの価値を提供しないと。
当たり前にそう感じて自分なりの価値やメリットを考えてきたけれど、どうやら【自分が考える価値】と【他者が考える価値】は違うらしい。
長部夫婦がそのままでいること。
どうやらそれだけでいいらしい。
ムズムズするほど「そんなんでいいの?何がいいの?」と思っちゃうんだけどね。
ありのままでいいってこんなにやりがいがないもんなのかと思っちゃうのよね^^:
役に立ってる感が全く無いから。笑
みんなの前で泣きながら弱音を吐き、「あなたはそのままでいい」と言われたあの日からわたしは人生が変わったと思っています。
役に立つことの定義が自分の中でがらがらと崩れ落ちました。
わたしがわたしであること。
ちょーさんがちょーさんであること。
長部夫婦が長部夫婦であること。
素直に飾らず、人間らしく生きていること。
それこそがメンバーのためになる。
いや、「誰かのためになる」なんてむしろおこがましいのかもしれない。
誰かのためになってもいいし、ならなくてもいい。
何かを受け取ってくれてもいいし、受け取らなくてもいいじゃない。
おさラボを運営して3年。
密に連絡を取り合うわけじゃないし、まったく発信しない期間もある。
放置しまくることもある。
それでもわたしたち夫婦にとって、おさラボは間違いなくHOMEで、メンバーは家族。
お互いの人生をそれぞれの場所で楽しみながら、ときおり交じり合う。
自立した大人たちだからこそとてもいいバランスで安心して依存し合える。
離れてても、連絡しなくても、ときどき戻れる場所。
わたしたち夫婦のよりどころです。
愛ちゃん、ケイタくん、そうちゃん、きなりちゃん、おんちゃん、えりちゃん、ヒデさん、なっちゃん、リオくん、コータさん、なおこさん、久美子さん、彩さん、ともちゃん、千秋ちゃん、きょうこちゃん、けいちゃん、しおりちゃん、
いつもありがとう。
大好きよ!LOVE!
そして2023年、おさラボではいよいよ新しいメンバーを迎えようと思いますー!!
こんなゆるゆるのコミュニティですが、わたしたち夫婦の自慢!
募集を楽しみにお待ちくださいね〜