【加計呂麻島プチ移住】ゴールにたどり着くにはたとえ小さな歩みでも止めないこと

こんばんは。Osabe夫婦、妻のあいです。

加計呂麻滞在47日目。

島生活も残り5日となりました。

やり残したことだらけではありますが、また絶対遊びに来るのでまあいいのです。

さすがの加計呂麻も朝晩は冷えるようになり最高気温も20℃前後。

雨が降ったり風が強かったりしてすっかり長袖生活。

先週は1日だけすっきりと晴れて気持ちの良い日がありました。

ずっと気になっていたカフェに行こうということになり、いざ出発!

滞在している薩川という集落からはバスを2度乗り継ぎ2時間かかります。

車が無いとカフェに行くのも一苦労なんですよね〜。

途中の港で自転車レンタルを発見!

加計呂麻は起伏の激しい島なのでもちろん電動アシスト付き。

4時間800円。

バスはバス停2つ分でも300円とか出し、3時間に1本くらいなので行動がかなり限定されるため自転車はかなり便利!

今回私たちは生間(いけんま)港で借りました。

まずは二つ先の集落、おめあての渡連(どれん)のカフェ、ブラウンシュガーへ。

緩やかな道のりで鼻歌歌いながら20分くらいかけてゆるゆると進みます♬

最高気温も24℃で暑すぎず、湿気もなくて本当に気持ちがいい陽気でサイクリング日和。

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ボリュームたっぷりのオムライス、サンドウィッチ、ホームメイドケーキをいただいてしばらくぼーっとさせてもらいました。

目的は早々にクリアしてしまったので「どうせここまで来たなら近くの安脚場(あんきゃば)まで行こうか」と軽いノリで次の目的地を決めました。

地図上だと近いのでね。

安易だった。

車だと8分とか書いてたからまあ20分くらいかね~、なんて行って向かってみると急勾配の登りが10分強続きます。

目の前の頂上近くまで登りますTT

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安脚場とは旧日本陸軍が砲台を設置していた場所。戦跡が残っています。

そうです。そういう場所なんです。よく考えたらたやすく行けるわけがないんですよね。

アシストは機能してるの?と感じるくらいきつかった。。。。。

脚はガクガク、腰も痛いし、息もきれぎれ。笑

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でも、やっぱり海が見えると癒されます。

ここまで来てしまったら、もうひと山越えて徳浜に行こう!

ていうか、あの道戻るのは嫌だ!というのが本音。

次の目的地は徳浜。ここはとーーーーーっても綺麗な海で有名。

携帯も繋がりにくくて、加計呂麻の中でも陸の孤島。なんだか特別な場所らしいんです。

やっと徳浜に行ける。わくわく♬

結論、この道もしんどかった。。。。。。10分登り。もうヤダ(涙)

この頃になると5分以上続くくだり坂もきつくなります。

ブレーキを握る手が真っ赤になってくるくらい。

もちろん海は素晴らしかったですよ~

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でもね、加計呂麻サマ、ごめんなさい。

疲れすぎてたのと海を1ヶ月見続けてきたことで「ああ、ふつうに綺麗だね」くらいになってしまってるわけです。

海はね、見ているよりやっぱり入ってなんぼ。

15分もすると「もう行こうか」てなわけで、早々に移動。

ああああ憂鬱。来た道を戻らなきゃいけないんです。

またあそこを登るのか。このガクブルな脚とバキバキの腰で港まで戻れるんだろうか?

楽しさよりもその不安でいっぱい。

でもね、自分の脚で行くしかないからそりゃあ死に物狂いで漕ぎます。

無言で漕ぎます。

疲れたとか愚痴を言うエネルギーも使いたくないほどに無言。

まさしく修行でした。いや、瞑想かな。

自分との対話。

息が苦しい。脚も腰も痛い。でもひとこぎするたびに少しずつ進んでる。

どんなに小さくても一歩を踏み出せば、進む。

辛い時は足元を見て淡々と足を出せばいつの間にか一番てっぺんに着いてる。

ああ、どんなに遅くてもたどり着くもんなんだね。

そんなことをずっと感じながら重たいペダルを踏みしめていました。

下り坂にかかると一気に視界が開けて「ああああ!なんと私は小さい存在なんだ!」と強烈に感じました。

加計呂麻の力強い木々、花々、岩、土、空、海。

どれもが何者にもなろうとせずに、ただただそのまま生きている。

そのパワーに圧倒された。今更ながら。

この日、実は夫のちょーさんとギクシャクしておりとてもブルーでした。

ペースが合わずに二人でいるはずなのに一人でいる感じ。ずっとモヤモヤ。上手く笑えない。

でもね、そういうのもどうでもよくなっちゃうほどにパワフルな自然。

いろんなものを吹き飛ばすようにワーッとくだり坂を下りると、そこには笑って私にカメラを向けるちょーさんがいました。

ありがとう。先に笑顔を見せてくれて。

どうにも上手くいかない時は一人、自然の中に身を置こう。

徳浜からの帰りのこの道は忘れないだろうな。

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今回私たちが走ったコースは生間(いけんま)→渡連(どれん)→安脚場(あんきゃば)→徳浜→諸鈍(しょどん)→生間

休憩を含めてピッタリ4時間でした。

瀬相港でもレンタルできますよ。

加計呂麻はひと山越えると次の集落があるようなイメージです。

今の時期(秋)はサイクリングに最適かと。夏はやめておいたほうが賢明だと思います。

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ABOUTこの記事をかいた人

「好きなときに、好きな場所で、好きな人たちと好きな仕事をする」ことが目標。 現在はファッションアドバイザーとして活動中。