加計呂麻島滞在21日目。
今日から11月。
月が変わって早速、朝から風が強くてさすがの加計呂麻も寒くなってまいりましたよ。
夏の終わりを感じるとなぜか寂しくなりますね。
さて、本日は滞在中のお家の目の前の薩川小学校の話。
この小学校とてもかわいくないですかー?
こじんまりとした佇まいが可愛らしくて、来るたびに写真をパシャパシャ撮ってしまいます。
ここは以前NHKの「島の先生」というドラマで舞台になりました。
昔は200名を超える子供がいたそうですが、現在は全校生徒7名。
今はちょっと寂しいけどね
みんな、旅行者にも「こんにちは!」と挨拶してくれる元気な子達です♬
今日はその小学校の授業参観日。
なんと!部外者も見ることができるのです!(要申請)
ということで、
子供はいませんが、
Osabe夫婦、授業参観を初体験!
2学年が1クラスになっていて自由に見て回れます。
1・2年クラス人気!
生徒2人に対して観覧しているおじいさん、おばあさんの方が多い。笑
みなさま、血縁関係じゃなくても見に来ているようです。
子供は集落全体で育てているからなんだろうなあ
子供たちが一問一問正解するごとに観覧席から完成と拍手喝采。
なんとも微笑ましい。
学校ってこんなだったよね
校庭が緑に溢れててきれい。ぬくもりがあるね〜
後半はみんな講堂に集まってミニ発表会。
毎日合唱の練習していたのが家まで聞こえてきていたので、
子供たちが一生懸命歌う姿に思わずちょーさんも私もウルっときてしまいました。
やっぱりさ、
子供って平和の象徴だね。笑顔の素。
ただそこにいるだけで素晴らしい。
そしてそして最後はなんとみんなで給食!!
80代まであらゆる世代が約50名。ごった返してお昼を食べます。
お父さんお母さんは仕事を抜け出して、それ以上の方は現役を退いていらっしゃるので家の用事の合間に参加している模様。
会場のほとんどが薩川小学校の卒業生なんですって。
この感じ、懐かしい〜
名前のプレートは先生方が昨夜50名分を作ってくれたんですって。
お忙しいのに。。。。。ありがとうございます。
昔は片道5キロくらいを1〜2時間かけて通う子も多くいて今みたいに道路も舗装されてなくて大変だったとか。
それでもハブに噛まれた子は不思議といなかったとか。
通学時間が長いから途中でいつも早弁してたとか。
参加している諸先輩がたの昔話を聞きながら、驚いたり笑ったりとても楽しいお昼ごはんでした。
ちょっとしたカオスな会場。
でも、本来はそれが社会なんじゃないだろうか。
いろんな年代、立場が入り混じって
元気に走り回る子供の横に杖をついて歩くおばあが居て。
何をするわけでもないけどちょっとスピードを落として話をする。
おばあは九九の練習の相手をしている。
誰かが自分のできることで誰かをフォローしたりサポートしたりする。
自然と。
スピードや好み、考え方や立場が同じ人ばかりで固まってしまいがちな世の中。
そこから漏れている人たちはまるで存在しないかのように。
もちろん、いろいろスムーズで居心地はいいんだけどね。
でも私はこのごちゃまぜな感じもわりと好きだな。
ほんわかゆるいけど、刺激的な授業参観でした!!
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